我が家には10年選手のヤマハ除雪機が有ります。そろそろ雪が降る前のメンテナンス時期と思い物置から出してみると・・
やってしまいました。除雪機のメンテナンス不足で、ボディにサビが!
もう外見はボロボロに・・・
塗装が浮いてきてパリパリ取れてしまう!放っておくとサビが広がり、最悪の場合はボディに穴が空いてしまう!
シーズン終了後に洗車してメンテナンスを何年もしていない事を反省!
シーズンイン前に更にボディの塗装の状態がひどくなることを防止するためメンテナンスします。
自前修理でどこまで仕上げられるのか検証してみました。
冬の為塗装に時間は掛かりましたが意外と簡単に終えることが出来ましたので紹介しています。
除雪機の塗装剥がれ錆修理に使うものを紹介します。
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- 耐水ペーパー
- 塗料
- 脱脂スプレー
- 錆止め剤
- 密着スプレー
- シリコン塗装スプレー
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▲これらの物を用意しました。
除雪機専用の塗料も売ってますので、錆びてる除雪機が多いんでしょうね!ホームセンターにも売っている車の補修用の錆止めや、密着スプレーを用意しました。
少々費用はかかりますが、業者さんに出すと数倍の費用が掛かるので、仕上がりの差は出てしまいますが、自宅で使用するものなので良しとします。
除雪機の錆を耐水ペーパーで錆と塗装落とし
まずはサビを耐水ペーパーでできる限り落とします。
塗装がパリパリ落ちてきてしまいます。ここでしっかりと錆が入り込んでいる塗装も剥がさなければなりません。
できる限りサビと剥がれかけて浮いてきた塗装をとっていきます。
擦り始めるとあちこちパリパリと塗装が落ちてきてしまいます。どんどん広がっていきますが先に塗装と錆を剥がしてしましましょう!
サビには耐水ペーパーが良いのですが、私は少しでも楽をしたいので、このようなものを使用しました。
インパクトドライバーの先に付けるワイヤーブラシです。スピードと研磨力が強位ので、簡単に錆が落ちていきます。
細かい所も入る細さなのでどんどんサビを落としていきます。
中の鉄の部分が見えたらサビ落としは完了と思っていいでしょう!
錆が取れたら脱脂剤で脱脂します。
次の工程は錆を落とした部分の「脱脂」作業です。これから塗っていく錆止めペイントがしっかりとボディに乗るように脱脂をします。
余分な汚れ油脂などが付いていると錆止め剤が仕掛かりと乗りません!
この工程は確実に行なってください。
やらないと錆止め剤が密着されず、後々やり直しにっなったり、サビが中でドンドン広がってしまいます。
【脱脂とは?】
塗装、テープを貼る、面に残る脂を取るために行います。脱脂することにより汚れや脂を拭き取り面と塗料の間の不純物をなくし、本来の塗料のパフォーマンスを引き出すことが可能になります。
錆止めペイントで二度と錆が出ないように
サビが取れたら錆止め剤を塗ります。錆止めをすることにより中のサビが広がらないようにしていきます。
一度塗ったら15分ほど置いて2度塗りをしていきます。
この後の塗装は24時間以上置いておきます。
脱脂剤で脱脂します
塗装前にもう一度脱脂をして余分な油分などを取ります。
この工程を無視すると綺麗に塗料が乗りません。
素材によってはすぐにパリパリ剥げてきたり、密着しない物も出てきます。
塗装の剥げや耐久性を高めるための工程になる非常に重要な工程です。
スプレーしたら綺麗なウエスで拭き取ります。
密着プライマーで下塗り
密着スプレーで塗料が乗る様にスプレーします。
密着スプレーにはいろんな種類があります。
車用プラサフ
有名なところではミッチャクロン
などがあり下地作りをします。
プライマーとは?
塗装の下地に膜を張って上に塗る塗料の密着性を向上させる目的があります。
膜を張ることで防サビ効果も期待できるようです。除雪機のスプレー塗装
サフェーサーとは?
下地剤の表面をなめらかにします。
サフェーサーを使うことで凸凹ややすり跡を埋めることができます。パテ埋めなどをした後に使用するため今回はサフェーサーは使用しません。
カラーはグレーっぽく乾くと表面がサラサラになるような塗料です。
プラサフとは?
読んで字の如く、プライマーとサフェーサーを合体させた物です。
車の部分補修で良く使われます。綺麗な下地作りが出来ます。
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- やすり跡などの埋め効果
- 上から塗る塗料の密着性を高める
- 防錆効果も期待できる
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いよいよ除雪機本体をスプレー塗装します。
下地がしっかりと出来たらいよいよ塗装です。
ざっくりと養生してから塗装します。私は純正色ではなく近い色のシリコンスプレーを使用しました。
色にこだわりのある方は純正色にした方が良いかもしれません・・・
ヤマハの純正塗料はこちら▼
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純正色ではないので色の差はありますが錆が止まり一安心です。今シーズン安心して活躍出来ます。
スプレー塗装を綺麗にするためには、着色が薄いなと思うくらいで30CMほど離しながら丁寧に何度も重ね塗りをすることです。
ヤマハ除雪機DIYメンテナンス整備記録[塗装剥がれ]スプレーペイント修理のまとめです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
実際に錆止め、ペイントしてみての反省点をお伝えします。
プロの方からするとツッコミどころもあるかとおもいますが、除雪機は家庭で使うもので自分でメンテナンスして補修し少々荒い補修でも多少味が有ったほうが愛着が湧いてくると思います。
除雪機の・塗装メンテナンスは暖かい夏場に行いましょう!
なぜなら塗装の色ノリ、工程に掛かる日数が全然変わってきます。
気温の低い冬場だと塗装のスプレーの出が悪かったり、ボディが冷えているので塗料のノリが悪くなるだけでなくしっかりと塗料が乗らないことも考えられます。
【今回の補修工程は】
1日目 サビ落とし⇒シリコンオフ⇒錆止め
2日目 シリコンオフ⇒密着スプレー
3日目 シリコンオフ⇒1回目塗装
4日目 シリコンオフ⇒2回目塗装
寒いため塗装の密着度を上げるのに期間は2週間で4回の工程で行っています。
夏場であれば2日で終わるかと思います。
除雪機の錆・塗装補修で使用したものまとめ
先ずは錆を落とすために使用するブラシ
錆を落とした後に錆が広がらない為に錆止め
塗装の前に使用する脱脂剤
本塗装前の密着スプレー
除雪機の塗装スプレー(シリコンスプレーが良いです)
シリコンスプレーにすると雪が付きにくくなるようです。
色にこだわりのある方は純正色にした方が良いかもしれません・・・
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他にも車のメンテナンス、自宅のDIYに関する記事を書いておりますので参考に